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茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第31回五里峰区)

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  茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
  「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」
  ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で89の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。

第31回  五里峰区(ごりみねく)

根掘り葉掘り1

五里峰区概要
掲載地図

◇茨城県東茨城郡茨城町小幡(五里峰)◇

位置:小美玉市に隣接
お勧めスポット:猿田彦神社
世帯数:186世帯
人口408人(男216人  女192人)   
(令和4年5月末住民基本台帳調べ)

上記写真:五里峰農村集落センターより

東へ100m程の側道より

五里峰区の方にインタビューしました!

インタビュー写真集
地内風景 地内商業施設 インタビュー風景
地内風景 区内県道43号茨城岩間線沿い  インタビュー風景

今回インタビューにご協力いただいたのは、小林美智子さんです。

Q五里峰区に住んでどのくらいになりますか?また普段はどんな生活を送っていますか?

東京で生まれ、跡取だった父について、幼い頃に茨城町にきました。年頃になり結婚をし、近隣水戸市に10年位住んでいた事もありました。

息子が小学校の時に、茨城町に戻ってきたので、通算すると60年以上になると思います。現在は夫と2人暮らしです。

約20アールの畑で菊栽培をしています。4月頃から苗を植え、7月から11月頃まで、収穫をします。

また、11月頃からは、お正月用のしめ飾りを作っています。家庭菜園では旬の野菜を作り、自給自足が出来るようにしています。

朝から農作業の他、菊の花束作りをしてJAの直売所に出荷したり、夕方は夫と2人で犬の散歩。そんな一日が過ぎていきます。

趣味は、50年続けているコーラスで、毎週土曜日に水戸へ行き、楽しんでいます。又、町のお話の会「しらゆきひめ」会員として、幼稚園、小学校等に人形劇や、本の読み聞かせを

していますが、コロナ禍の中で自粛を余儀なくされて、ちょっと寂しいですね。私ももう年なので、今年からは、幼稚園だけにしました。

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Q五里峰区の住み良い点、不便を感じる点を教えてください。

ここの住所は「小幡」といいます。小幡は4つの行政区に分かれ、その一つが当五里峰区になっています。

茨城町の中でも小幡は歴史的に興味深い地区になっていますが、ここは区内に流れる寛政川周辺の低地を除けば、ほとんどは台地で、すこし行けば、国道6号や旧道には商店や住宅が建ち並び、それ以外の場所は農耕地となっている場所で、国道から1本道をは入れば、自然豊かで静かな環境が整った区。そこが五里峰区です。

20代の頃は、家の農業を手伝いながら、青年団活動ををし、その中で演劇やコーラスと、仲間と共に充実した青春を過ごしましたが、結婚して30代半ばで体調をくずし、1年間の闘病生活を送り、実家に戻って間もなく両親が病気になり、さらに娘も病気という大変な時期がありました。

何とか今日まで来られたのは、自然の中での生活と、近隣の人達の温かい支えがあったからだと思います。

刺激は少ないけれど、「住み続けるには最高の環境」という事です。確かに近くにお店もないし、不便な事もありますが、この自然の中で近隣の人と仲良く生活出来るのは、とても居心地がいいものです。

Q住民の方が思うアピールポイントがあれば聞かせてください。また、エピソードがあれば聞かせてください。

人との絆はとっても大事。

一時期は何もかもが無我夢中で、日常何をするか、優先順位なんて決められない程の目まぐるしさがありました。

菊の収穫時期には整枝が必要で、芽かきという作業が必要です。その頃、何をどうしたら、その作業時間が作れるだろうと悲鳴をあげていた時期・・

ある日帰宅すると、以前菊栽培を教えた友人が「芽かき」をしてくれていたのです。感激と感謝の出来事で、今でも忘れられられません。

辛い時の助けは尚更心に効くものです。

アピールポイントと聞かれ、売り込む強みになる様な事はありませんが、きっと・・お金では買えない素晴らしいものに出会える事でしょう。

人に助けられた人は、必ず誰かを助ける人になると思うし、田舎の付き合いや、環境に不安を覚えてる人も、それは何処でも、隣の町に越しても、大なり小なり不安はあるもので。

みんな助け合いながら生きています。

農業もやり様によっては、とても素晴らしい生きがいになる職業だと思います。

ちなみに私の家は、今だに薪の風呂、薪ストーブの生活ですが、とても充実しています。

五里峰区独特な所
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《猿田彦神社》

夏祭りの拠点になっている場所。

 

祀神 猿田彦大明神は、

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が

天界から宮崎県の高千穂に

降り立った際に(天孫降臨)、

地上世界を案内したとされ、

伊勢の宇治を聖地とし、

全国を開拓したと伝えられ、

物事の始まりを導く

「みちひらき」の神様とされる。

※諸説あり

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《五里峰 集落センター》

昭和54年に建築され、

区民の様々な活動の拠点として

利用されている場所。

老朽化による不具合も、

平成30年には宝くじコミュニティ助成事業により

屋根や、外壁等の修繕工事も行われた。

 

※平成31年1月発行

広報いばらきより抜粋

 

※令和2年度「敬老会並び三世代交流会」の様子

子供達の合唱や、「ひょっとこ」や「おかめ」が登場した場面も。

会場内は、子供達のはじけた笑い声や、

皆の拍手や歓声が飛び交った素晴らしい時間になったそう。

無題

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《二十三夜塔と子安観音》
区内三叉路内には、

道標もかねていた

二十三夜塔が残されており、

「右ゝぬま  こゐぶち    左まつのうち   つくば    道」

と記載されている。

隣には子安観音像もあり、

昔ながらの景色が大切に保たれている

区内癒しスポットのひとつ。

上写真:平成4年頃(おおよそ32年前の同場所)

              ※茨城町史(地誌編)より引用

下写真:令和4年7月撮影

Q土地柄自慢や恒例行事など、五里峰区独特な所はありますか?

コロナ禍になる前は、三世代交流会や敬老会、収穫祭等があって、皆で食事をしたり、娯楽を楽しむ行事がありました。7月の夏祭りには大人神輿に子供神輿と、賑わったものです。

皆で何かをする機会も少なくなり、時代も手伝ってか、簡素化されてきたご近所のお付き合いではありますが、また以前のような生活に戻れる事を願っています。

Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。

「百姓」の本来の意味は、「百の姓」=「百の名字を持つ」ということ。
つまり、いろいろな仕事ができるという意味かもしれませんね。

 

人に指図される事なく、自分で計画を立て、手間を掛けたら掛けた分だけ応えてくれるのも農作業の魅力です。

 

現在、農業に携わっている方、また将来農業に携わりたい方。

若い農業後継者の方!ぜひ五里峰区にもいらしてください!

 

kobayasiさん

 小林美智子さん、ご協力ありがとうございました。
次は谷田部 区(やたべ く) へお伺いします!

(取材日:令和4年7月25日)


掲載日 令和4年9月26日 更新日 令和5年8月18日
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