茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第32回谷田部区)
茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」
ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で89の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。
第32回 谷田部区(やたべく)
◇茨城県東茨城郡茨城町谷田部◇ |
谷田部区の方にインタビューしました!
地内風景 | 県道106号長岡大洗線沿い | インタビュー当日風景 |
今回インタビューにご協力いただいたのは、照山友子さんです。
Q谷田部区に住んでどのくらいになりますか?また普段はどんな生活を送っていますか?
私は生まれも育ちも、ずっと谷田部です。俗にいう婿取りですね。
現在は夫と母と、3人で暮らしていますが、近くに住む娘がちょくちょく遊びにきてくれるので、顔を見るのがいつも楽しみです。
普段の生活はと言うと、午前中はパートタイムで勤めに行き、午後は家事や家庭菜園等を行っています。束の間の休息には、趣味のパッチワークに没頭しています。コロナ禍になってからは一層作品が増えていった様な気がします。(笑)
また、数年前に町の※「生活改善クラブ」に加入してからは、活動をする中で交友関係も広がり、友人もたくさんできました。
仕事に行ったり、集まりに参加したり、スケージュールを頭の中で練り上げながら、適度に時間に追われる事は、ちょうどいい刺激になります。
※「生活改善クラブ」とは・・正式名称「茨城町生活改善クラブ連合会」地域の食材を活用し郷土料理の普及等を行い、地産地消の推進や食と農に係る活動を通して、町の活性化を目指す活動をしている。
下画像↓照山さんパッチワーク作品の一部
Q谷田部区の住み良い点、不便を感じる点を教えてください。
涸沼川の左岸、茨城町の中央からやや北に位置し、区内中央部に県道106号長岡大洗線が通る、南側には水田地帯、県道の北側に沿って集落や中学校がある幅広い年齢層に暮らしやすい地区だと思います。田舎では通学時間がそこそこかかるイメージを持っている方が多いと思いますが、当時中学生だったうちの娘は、忘れ物をした時、休み時間に走って家まで取りに来てましたね。学校と家が近い事をとても重宝していたのを思い出します。遠くに見える筑波山越しに、高台から見下ろす田園風景、程よい距離から聞こえる子供達の声も心地がいいです。こうした自然に恵まれた環境ではありますが、反面、区内にはお店が少なく、年を重ねて行った時、徒歩圏内にある交通機関少がないことを考えると、車の運転ができなくなったら・・と考えると不安です。
Q住民の方が思うアピールポイントがあれば聞かせてください。また、エピソードがあれば聞かせてください。
車で10分圏内には、茨城町役場、町立明光中学校、各金融機関、病院、商業施設、ゴルフ練習場等があり、ここ数年ですが、中学校付近には新規住宅が増えています。
田畑が広がり、交通量も少なく、涸沼前川の堤防は散歩コースにぴったりです。地区の人は皆おおらかで、穏やかな生活をしている印象です。母が押し車で散歩していると、声を掛けてもらったり、押し車いっぱいの野菜を頂いて来ることもあります。こういった地域のつながりは、あたたかく本当にありがたいと感じます。
《茨城町立明光中学校》 昭和36年設立。 平成22年新校舎建設。 冷暖房完備、鉄筋コンクリート一部 鉄骨造り3階建て、屋根には太陽光発電設備が 整備されています。 現在の総生徒数455人(令和4年5月1日現在) 総14クラスで編成されている。 |
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《殿部神社》 県道106号長岡大洗線の北側にあり、 祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト) 天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟。 高天原に混乱を招いたとして、 追放されてしまうほどやんちゃな神。 暴風雨を司るスサノオは、 その力強さが転じて 「厄もなぎ払う」という意味で、 厄除けのご利益があるとされるようになったが、 ヤマタノオロチ伝説では英雄とされる一面も。 ※諸説あり。 |
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《谷田部公民館》 コミュニティ活動の拠点になっている場所。 貴重な文化財が守られている他、 コロナ禍以前は様々な催しが行われ、 不定期に発行される、谷田部区広報紙 「コミュニティニュースやたべ」 は、地域愛満載の心温まる内容が掲載されている。 |
Q土地柄自慢や恒例行事など、谷田部区独特な所はありますか?
我が家の子供達が学生の頃は旅行やスポーツ大会等、地域活動が活発な時期もありましたが、現在はコロナ禍にて、ここ3年程区の行事は行われていません。
それに付け加え、年々色々な行事は簡素化され、子供会も解散になってしまいました。今は大体の家庭が共働きという事もあり、簡素化されていくのは時代の流れという事もあると思いますが、新規住宅が増えているので、少しずつ・・少しだけでも、活気が出ればいいなぁ。なんて思う今日この頃です。
例年でしたら、どんど焼き、長寿の祝い、新嘗祭、高年者クラブなどの活動が行われ、神社の清掃や花壇整備、コミュニティセンターでシルバーリハビリ体操等・・。
何がなくても、顔をみて会えば、そこから会話が生まれ、コミュニケーションがとれ、時には助け合いが生まれる・・そんな暖かい自然の流れは生活の中で、かけがえのないものに変わる時があります。
そうそう!谷田部区独特と言えば・・※「谷田部音頭」があり、おどり保存会の方々が活動しています。住民自作の曲で歌詞にも谷田部の特徴が表現されていますよ。
Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。
「住めば都」とはよくいいますが、静かで穏やかな環境は、何ものにもかえられません。
「ほどよい田舎、谷田部」とも言えます。理想の移住先にまだ出会えていない方。候補に谷田部区はいかがですか?
新しい発見や、創造する楽しみがまっています。まだまだ未開拓の谷田部です。
照山友子さん、ご協力ありがとうございました。
次は木部西部 区(きべせいぶく) へお伺いします!
(取材日:令和4年9月30日)