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茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第34回上雨ヶ谷区)

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  茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
  「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」
  ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で89の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。

第34回  上雨ヶ谷区(かみあまがい)

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上雨ヶ谷区概要
掲載用地図

◇茨城県東茨城郡茨城町上雨谷◇
お勧めスポット:牡丹餅観音堂高台からの夕日

位置:小美玉市に隣接
世帯数:109世帯
人口269人(男130人  女139人)   
(令和5年1月末住民基本台帳調べ)

上記写真:巴川付近 側道より

上雨ヶ谷区の方にインタビューしました!

インタビュー写真集
地内風景 ★IMG_9885-1 ★IMG_9868-1
地内風景 区内南部路線沿い  インタビュー風景

今回インタビューにご協力いただいたのは、区長岩瀬惣一さんと岩瀬久美子さん(ご友人)です。

Q上雨ヶ谷区に住んでどのくらいになりますか?また普段はどんな生活を送っていますか?

惣一さん:生まれてからず~っと上雨ヶ谷区です。もう昔から。生まれてからずっと。先代、先々代と守られてきた土地です。

現在は、8年前に定年退職した職場に週3回のペースで勤務しながら、農業もやっています。兼業農家ですね。主に米、栗を耕作していましたが、近年は桃や干し芋にも挑戦しています^^

特に桃は60歳の年に植えて、2年で実になって、150個程が収穫できたので、栽培本数を増やしてみました。諸先輩達にアドバイスをもらいながら、色々挑戦しています!

他には・・自転車乗りにも挑戦しています。仲間達4人~5人で、1日50km程走ります。朝9時頃出発して景色を楽しみながら季節を感じ。行先は色々で、小美玉市から潮来方面まで。途中でおいしいものを食べて午後2時頃帰ってくる。程よい距離です。体にも心にも人間トキメキが大切ですからね。^^

 

久美子さん:ここに来てから45年位になるでしょうか。結婚を期に移り住みました。といっても町内からお嫁に来たので、ずっと茨城町ですね。

学生時代に東京に住んでいた事もありますが、やっぱりたくさんの知り合いに囲まれて生活するって事は安心します。

嫁いだ時は、多少の不安はあったものの、思い返せば「嫌だ」と感じた事はなかった気がします。情に熱い人が多くて、みんなが助けてくれたから。

普段は家庭菜園等を楽しんでいます。さと芋、キャベツ、ニンニクに、らっきょう、さと豆に椎茸、春菊と・・色々作っていますよ。ここはね、土の環境がとてもいいのかもしれないですね。

作物によっては、やっぱり「向き」「不向き」がありますから。土がいいって本当に恵まれている事だと思います。

趣味は・・旅行!勤めていた頃の友人と今でも交流があって、旅行グループを作って楽しみの一つにしています。メンバーの中には91歳になられる方もいて、み~んな元気!海外旅行にだっていきます!上野駅までなら1時間ちょっと。おしゃべりしてたら、あっという間。

茨城空港にも車で20分あれば着くかな。

あとは・・・音楽を聴いたり、DVDを見たり、昔を懐かしんで思い出に浸ってみたり。120歳まで生きなきゃやりたい事がやりきれないの^^

 

Q上雨ヶ谷区の住み良い点、不便を感じる点を教えてください。

惣一さん・久美子さん:ここは茨城町の南西部に位置し、すぐ隣は、茨城空港がある小美玉市です。黒川と巴川に挟まれた舌状台地を主としています。

田、畑、山林が、いい具合に三分割されていて、景色が最高。空気がおいしい。物があふれたこの時代に、お金では買えないものがたくさんあります。季節の移り変わりを肌で感じ、目と心でも楽しむ。自然に逆らわず、育った野菜や果物を、旬の味覚として楽しむ事が当たり前に出来る環境。降雪も少なく比較的温暖な気候で、地震や大雨台風などの大きな災害も少ない。穏やかな地。「住み良い場所」を探す時、外せない条件はこれじゃないでしょうか。

不便を感じる点と言えば・・やっぱり交通の便には不安要素があります。区内道路は狭く、中にはすれ違えるのがやっとの道も。「譲り合い」っていえば聞こえはいいけど、道はもう少し広くならないかなぁって。区の高齢化問題や、将来、車の運転が出来なくなった時にはどうしようとか・・・やっぱり不安です。

Q土地柄自慢やイベント行事など、上雨ヶ谷区独特な所はありますか?

惣一さん・久美子さん:近年では「ひまわりプロジェクト🌻」「集落センターの写真展」側道に「芝桜」を植えたりと、コロナ禍であっても人との絆を大事にしてきました。

芝桜は防草シートを敷いてあげれば、10年位は楽しめるかなぁ。次の世代の人達にも、このきれいな芝桜を楽しんでもらいたいと思っています。

何かをやる時は、腰が重いし、辛い(疲れる事もある)けど、結果がついてきた時の感動は素晴らしいです!

皆で何かをする時って「自分の意見を言える環境か」とか・・。感じる「雰囲気」って大事ですよね。そういう点は心配いらないかもしれないね。

 

 

Q住民の方が思うアピールポイントがあれば聞かせてください。また、エピソードがあれば聞かせてください。

惣一さん:エピソードといえばね、ある日、区内帝王神社で、学生の姉妹とそのお母さんを見かけました。帝王神社にはいつの頃か千羽鶴がさげられていて、不思議には思っていたんですが、話をしてみて、彼女たちが供えていた事が分かりました。妹は中学生、彼女達の地元、小美玉市出身の女子プロサッカー選手に憧れ、励んでいるとの事。その子達は、千羽鶴をお供えし、神社の周りをほうきで掃くなどしてきれいに掃除をし、とても感心したのを覚えています。昔から帝王神社は「勝負事」や「手」のご利益がある神様と聞いたことがあるけど、宣伝もないのによく来たなぁって。

 

久美子さん:数年前から六長会(高年者クラブ)と子供会合同で、夏休みの約1カ月間、35人の子供達と毎朝ラジオ体操をしています。

最初は様子を覗いながら、引っ込み思案だった子供達も、慣れてくると「おばちゃん!おばちゃん!」って。

夏休みが終わっても「おばちゃん!おばちゃん!」って^^

今のこの時代・・なかなか貴重な事ですよね。「近所のおばちゃん!」暖かい響きですね~。

人の分だけ色々な考え方がある中、人の良さもアピールポイントかも。

また、ここは昔からの古い集落が大半で旧家が立ち並ぶ雰囲気も癒し要素の一つなのかもしれないですね。

上雨ヶ谷区独特な所

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《牡丹餅神社》

 

古くからあった観音堂を

平成10年2月に

取り壊し、同年7月に完成。

それまで狭く

登るのも慎重にならなければ

いけなかった階段も、

広く奇麗に修繕され、

現在では、

観音堂高台から見下ろす夕日の絶景に、

地元住民の方も心を奪われるとか。

上雨谷に立ち寄った際は

是非訪れて頂きたい場所。

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《上雨谷集落センター》

 

昭和58年に建設され

子供会や三世代交流会、女性会等

区内活動の拠点になっている場所。

 

コロナ禍の影響もあり、集会等

自粛される中、

当区が思案した区のアピール・

交流ツールの一つに写真展がある。

 

住民の方が自慢の一枚を

持ち寄り、毎年更新掲示している。

一冊の写真集を見入る時の様な

”わくわく感”が味わえる場所。

 

他にも、子供神輿が飾られていたり

卓球台があったり、敷地内には

ピザ窯があったりと・・

いこいの場にもなっている。

 

 

 

 

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《帝王神社》


区内西部に位置し、

祭り神は誉田別命(ほんだわけのみこと)

日本の文化の基礎を築き上げたという

応神天皇や八幡神で知られ、地元では

「手」の神様と信じられ、昔は

「手差」や「トタン板で作った手形」

を奉納、病気平癒を願う者や参詣者

も多かったという。

※諸説あり

(「茨城町 地誌編」より一部抜粋)

下写真:姉妹が供えた千羽鶴

IMG_6849広報誌

《上雨ヶ谷ひまわりプロジェクト》

 

「お花の力で上雨ヶ谷を明るく元気に」

をキャッチフレーズにプロジェクト

を展開。遊休農地や区内の花壇、

区内各家庭の庭や、

花壇にひまわりの種をまいて、

コロナ禍でも前向きに

地域が明るく元気にとの思いを込め、

区民総出でコミュニティ活動の

活性化に取り組み、

元気に咲いたひまわりの様子は

いばらき町広報誌の表紙を飾った。

 

※令和3年9月広報いばらき「上雨ヶ谷区」

記事より引用

 

Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。

惣一さん:「住めば都」って言葉もあるように、そこに住み始めてしまえば、そこが自分の都になるのかもしれない。

けど、田舎ぐらしや農業、地域のコミュニティに興味があるならば、ここはいいよぉ~。

朝起きて、外に出た時、おもわず深呼吸したくなるから。空気も景色もうまいって!!

まずは、イベント等に参加して、顔見知りになってから。っていうのも手段のひとつかもしれないよね。

 

久美子さん:きっと色々協力しちゃうな。もし縁があって、お逢いできたとしたら、気軽に話しかけて欲しいです。

まずは頑張りすぎない事が大事だと思います。就職と同じかもしれない・・せっかく大きな決断をして決めたのに、「こんなはずじゃなかった」なんてならないように、後悔する時間はもったいないから!楽しく!たくさん悩んでほしいと思います!

 

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 岩瀬惣一さん、岩瀬久美子さんご協力ありがとうございました。
次は 駒渡区(こまわたり く) へお伺いします!

(取材日:令和5年3月16日)

 

※取材に際し、マスクを外しての撮影をお願いしておりますが、新型コロナウィルス感染対策を十分に講じた上で、取材に臨んでおります。


掲載日 令和5年5月9日 更新日 令和5年9月21日
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