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茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第38回蕎麦原区)

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  茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
  「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」 ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で90の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。

(「桜の郷ひがし台区」新規設立の為90区に変更になりました。)

第38回  蕎麦原区(そばはら く)

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蕎麦原区概要
掲載用地図

◇茨城県東茨城郡茨城町蕎麦原◇
お勧めスポット:涸沼川沿い堤防

世帯数:30世帯
人口62人(男27人  女35人)   
(令和5年12月末住民基本台帳調べ)

上記写真:主要地方道大洗友部線

蕎麦原区の方にインタビューしました!

インタビュー写真集
地内風景 IMG_1416-1 インタビュー風景
地内風景 涸沼川沿い堤防から見える夕日 インタビュー風景

今回インタビューにご協力いただいたのは、(左)区長の中村平治さんと(右)髙木稔さんです。

Q蕎麦原区に住んでどのくらいになりますか?また普段はどんな生活を送っていますか?

中村さん:代々の土地を守りながら住み続けて70年以上になります。思い返してみれば、町外に出たい(住みたい)と思った事もないですね。自分達の世代は、長男で生まれたら”家を継ぐもの”という考えがあったし、やっぱり住み慣れた土地での生活がいいですね。

定年を迎えてからは、勤めていた頃の職場の仲間達と一緒に出掛けたり、食事をするのが楽しみの一つです。

日常では、畑仕事が大半で、「ぎんなん」を作って35年くらいになります。その頃に植えた苗木から今も収穫できています。ぎんなんはすごいです!きっと、100年後も収穫できるでしょう!古生代から今日まで生き残っている「生きた化石」と表現されるくらいですから(笑)思いのほか手が掛からないので、近隣区には、85歳で現役のぎんなん農家の方もいるぐらいです。

 

髙木さん:学校を卒業してから、仕事の関係で水戸市や日立市に住んでいた事がありますが、子供の小学校入学のタイミングでUターンしてきたので、通算では40年くらいです。日頃は長年勤務していた会社に、今は週3回日立市まで通っています。現役の頃は海外出張もあったので、エジプト、ギリシャにクウェート、香港と色々な所に行きました。行った先の言葉が分からず、ボディランゲージで乗り切った事は、今ではよい思い出です。言葉がさっぱり分からなくても、仕事はしなきゃいけないし、今のように翻訳機があるわけじゃない。突然命じられる海外出張は、若さで乗り切ったと言っても過言ではないでしょう(笑)

他、日常では色々と考える事、創作する事が好きで、「木」を加工して静電気除去アイテムを作ったり、地産地消をベースに”農家がもっと良くなる為”には、何かできる事はないか・・とか。

今までの経験を活かし「色々な発想を通じて人との繋がりが生まれたり、与え合ったり出来ればいいな」と考えています。

Q蕎麦原区はどんな区ですか?住み良い点、不便を感じる点など教えてください。

中村さん・髙木さん:ここは茨城町の北西部で、区の南部に大洗・友部線が湾曲して東西に横断しています。その道を境に南部が水田、北部に集落と畑、山林が広がっています。現在区内では、茨城中央工業団地から国道6号線を繋ぐ四車線バイパスの道路工事が行われています。茨城町の中でも四車線の道路が通っているのは限られた場所なので、みんなで開通を楽しみにしています。

区内のアクセス状況についても悪くないと思います。(車で)スーパー迄5~6分、複合商業施設(イオンタウン水戸南)まで7~8分。徒歩圏内には町の運動公園、さえぎる建物もなく、例年11月に開かれる「いばらきまつり」の花火はゆっくり自宅から見物できます。風通しもいいし、日当たりもいい。季節の移り変わりを充分に楽しみ、満喫しながら暮らせる環境です。

不便な所・・今は感じていないです。不便というより、将来運転が出来なくなった時の不安があります。近所の高齢の方は、家族の人が来て協力してる様子が伺えます。

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Q住民の方が思うアピールポイントがあれば聞かせてください。

中村さん・髙木さん:人は・・真面目で親切な・・純朴なイメージがあります。小さな区だけども民家が密集していて、”ぽつんと一軒家”みたいじゃなく、何かあればすぐ目が届く距離だと思います。平地が少ない為か戸数も江戸時代からほとんど変わってないと聞きます。東日本大震災の時は、誰が指示したわけでもなく、皆が皆の安否確認をはじめ、集落センターでは炊き出しをしたりと。畑仕事についても、「自分の家の分は終わったから」ではなく、皆で助け合いをして、手伝いし合う様な。今でも続く「結」の精神には、皆が助けられていると思います。その割に過干渉と感じた事はなく、それぞれ程よい距離を保って生活しています。安心して気兼ねなしに付き合えるのはアピールポイントの一つだと思います。

蕎麦原区独特な所
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《鹿島神社》

区内の南西部にあり、祭神は武甕槌命

(タケミカヅチノミコト)

武道上達、厄除開運。

武神、剣神の神様と名の通る神様。

また、姿絵では、大ナマズを制する姿が

描かれているものも多く、

地震を治める神様としても名高い。

 

※諸説あり。

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《蕎麦原農村集落センター》

平成9年建設。

整理された広いキッチンや

日当たり良好の和室が

完備されており、

集会等の拠点になっている場所。

東日本大震災の時には

ここで炊き出しも行われた。

 

館内に展示された子供達のポスターには

「ゴミをなくそう」

「自然を大切に」

など、美しい田舎の景観を守り、

環境問題にも取り組む様子が伺える。

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《水神様》

涸沼川堤防に鎮座する。

餅を二個つき一つは水神様へ供え、

もう一つは涸沼川へ投げ、

豊作祈願をする。

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《大日様》

主要道路から一本奥に入ると、

高さ1m直径6m程の塚の上に祀られている。

秋の豊作に感謝をし、お祭りを催す

歴史がある。子供達は芋を焼いて楽しんだり、

チャンコチャンコとカネを叩いたところから

「チャンコチャンコ祭り」と言われている。

今も受け継がれているあたたかい行事ごと。

 

※写真(下)茨城地誌より

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《蕎麦原橋》

橋が没した際に、流木などが橋桁に引っかかり

橋の破壊や、川水がせき止められ

洪水になることを防ぐため欄干がない。

昭和の時代より幾度かの架け替え工事が

行われながら、蕎麦原の歴史を

共に重ねてきた沈下橋。

※令和5年7月より補修工事の為通行止め

Q土地柄自慢や恒例行事など、蕎麦原区独特な所はありますか?

中村さん・髙木さん:集落センターの入り口の看板にもあったように、「美しい自然と水土里づくり」というスローガンを掲げ、環境保全に力をいれています。

奉仕活動や景観の形成などを中心に活動していますが、子供達の絵を集落センターに展示し、目標や理念を地域全体で共有できる事は、団結力や協調性にもつながり、小さな子供達からのメッセージが”気づき”につながる事もあります。

また、ここは独特の地形です。大洗友部線を境に北部は高台の集落地になっています。南部に流れる涸沼川を背に北部側を眺めると、実りの時期を待つ淡黄色の田んぼが一面に広がり、集落地を奥へ奥へ入って行くと、どこか素朴で懐かしい昔ながらの民家が立ち並び、細い小道は、ただの不便な”せまい道”ではなく、どこかワクワクする迷路のような・・そんな所も魅力です。

Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。

中村さん・髙木さん:きっと家族の協力がないと移住は難しいものだと思うし、大変な事もたくさんあると思いますが、目的をはっきり持って、未来を想像し、楽しむ事が大切だと思います。「こんな田舎もあるんだなぁ」と、興味をもってくれたらうれしいです。

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 中村さん、髙木さん、ご協力ありがとうございました。
次は 飯沼区(いいぬま く) へお伺いします!


掲載日 令和6年3月13日 更新日 令和6年4月17日
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