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茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第39回飯沼区)

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  茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
  「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」 ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で90の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。

(「桜の郷ひがし台区」新規設立の為90区に変更になりました。)

第39回  飯沼区(いいぬま く)

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飯沼区概要
飯沼区2

◇茨城県東茨城郡茨城町飯沼◇
お勧めスポット:稲荷神社

世帯数:49世帯
人口107人(男55人  女52人)   
(令和6年5月末住民基本台帳調べ)

上記写真:町道3254号線より(愛宕山)

飯沼区の方にインタビューしました!

インタビュー写真集
地内風景 IMG_1416-1 インタビュー風景
地内標識 区内主要道路風景 インタビュー風景

今回インタビューにご協力いただいたのは、区長の庄野茂樹さんです。

Q飯沼区に住んでどのくらいになりますか?また、そのきっかけを教えてください。

飯沼区は父の故郷でした。祖父母に会いに幼い頃から度々訪れていましたが、水戸市に住んでいた私には、「こういうのいいな~」っという漠然とした印象でした。自宅周りの環境とは全然違い、近所には家畜の牛や、にわとり、やぎ等が居て「ここには水戸にない物が色々あるなぁ~動物園みたいだなぁ~」なんて思ったのを覚えています(笑)。

そんな環境が日常に変わったのは30年程前です。戻れるものなら”生まれ故郷に戻りたい”という父の願いから、一家5人で移住してきました。

昔から遊びに来ていた所なので、大きな不安はありませんでしたが、祖父母も同居の7人家族になり、不慣れな私達にとって周囲の方の歓迎は、すごくありがたかったと今も覚えています。

普段はどんな生活を送っていますか?

長く教員生活をしていたので、定年後も子供達に携わる仕事をしています。

高校のスクールカウンセリング業務や※義務教育学校で子供達とふれあう事を通して、今の「時代背景」に一喜一憂しています(笑)。

悩みや心配事を聞いたりしているうちに子供達との距離も近くなり、何気ない家庭での出来事や、ふとした瞬間の本音を話してくれるようになると嬉しいものです。やればやるほど仕事が増えていくこの教育現場の子供達との限られた時間の中で、休み時間を一緒に過ごす事や、同じ目線で会話をする事を大切にしていきたいなと思っています。

人との関わり方を学ぶ、関係性の作り方を学ぶ事は、将来かけがえのないものを得る為の、大切なスキルになると思います。小さなハードルをたくさん超える事で、いつか大きなハードルを越える術に繋がってくれたらいいなぁと思っています。

また、休日のウォーキングも楽しみの一つです。田んぼのあぜ道を歩いていると、最初は会釈程度だった人と、何回か会うと立ち話するようになり、そのうちに親しくなり「これもってって~ぇ」なんて野菜をいただいたり(笑)。

人との”ご縁”も不思議なもので…とてもありがたいです。

 

※義務教育学校とは…「学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、現行の小・中学校に加え、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う」学校であり、初等教育と、中等教育の一部の合計9年間の課程を一体化させた学校である。

(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部引用)

Q飯沼区はどんな区ですか?住み良い点、不便を感じる点など教えてください。

ここは茨城町の西部に位置しています。区を横断する主要地方道茨城岩間線を境に北部は水田地帯、南部は大地から成る※谷津地形です。集落は地方道沿いに集まり、農家が多いです。住んでいる人達は昔からの人が大半ですが、子供達が結婚してUターンしてきているお家もちらほらありますね。

今は子供会等の活動もなく、様々な行事が簡素化されてしまいましたが、これから人数が増えてきたら、また夏祭りなどやってみたいですね。

住み良い点は自然が豊かで星がきれい。近所の池には蛍も生息しているので、整備してみんなの憩いの場が作れたらいいなぁと思っています。

不便を感じる点は、外灯が少ないので夜は暗いです。(だから星もきれいにみえるのですが…)また、お店が遠い事でしょうか。ちょっと歩いて行けるような所にないですね。バスは通っていません。だから車がないと、どうやって買い物に行こうか交通手段には悩んでしまいます。

車は必需品です。将来訪れるであろう不安な事を探したら、切がないけど…不便でも、やっぱり住んでいくにはここがいいですね~。

 

※谷津地形とは…関東や東北地方の台地に特徴的な地形であり、丘陵地が長い時間をかけて 侵食されて出来た谷状の湿地である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部引用

Q土地柄自慢や恒例行事など、飯沼区独特な所はありますか?

住民皆さんのつきあいは長いですが、過干渉ではないので気楽さがあります。

区内では定期的に班長が集まり会合を開いています。田舎のコミュニケーションツールの一つですね。これは課題に迅速に対処できる利点になっていると思います。ざっくばらんに話あう事で住み良い地域づくりのきっかけになればいいなと思っています。

また、7月末に開かれる祇園祭り、11月の稲荷神社で行われる秋の祭礼、涸沼堤防の草刈りや3世代交流でのラジオ体操などがあります。

区長の御役目も、こうした行事を重ねる事で関わりが増え、出身ではない私でもお務めできるのは皆さんの協力があってこそだと思います。9年目になりますが、決して1人ではできない事ですから。皆さんの気さくな雰囲気がとてもありがたいです。飯沼区は「人」が自慢ですね。

飯沼区独特な所

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《稲荷神社》

区内の北東部にあり、祭神は倉稲魂命で

(ウカノミタマノミコト)

神明塚古墳(幅20m高さ2m)

の上に鎮座する。

稲に宿る神秘な女神様で

「ウカ」=穀物ということからも、

穀物・食物の神様として知られる。

通称おいなりさん。

五穀豊穣・産業復興・商売繁盛

芸能上達・家内安全・金運向上

などのご利益があると云われている

※諸説あり。

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《飯沼公民館》

昭和43年建築。

世の中では、

世界初市販用レトルトカレー

ボンカレーの販売や郵便番号制が

導入された頃。

後、56年の歴史を区民と共に

重ねてきたこの公民館の隣には、

観音堂がある。

明治初期に

安産祈願の為に建てられたとか。

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《区内風景》

区内を通る茨城岩間線から

一本奥に入ると民家や

そこから眺める水田には

季節を彩る風景が目に飛び込んでくる。

 

上写真:民家の庭に咲き誇る桜の木

中写真:民家芝桜花壇

下写真:羽を休める※アオサギ

 

※アオサギ(サギ科)

北海道では夏鳥、南西諸島では冬鳥で、

全長90~98cm。ツル類と間違われる程の

大型のサギ類。涸沼周辺ではよく見られる。

 

※「ラムサール条約登録湿地汽水湖涸沼」

より一部引用

 

Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。

環境は気になると思います。外から入る事も勇気がいる事だと思います。

でも、つながっていこうという気持ちがあれば大丈夫。

田舎の生活の事にご興味があれば訪ねてみてください。

 

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 庄野さん、ご協力ありがとうございました。
次は 下飯沼区(しもいいぬまく) へお伺いします!


掲載日 令和6年7月24日 更新日 令和7年1月8日
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