#01 茨城町で「想像力」を養う
地域を皆で盛り上げる
茨城町に住まわれている期間を教えて下さい。
生まれたときからなのでもう60年以上になりますね。学生時代はもちろん、定年を過ぎた今も茨城町から出たことはないです。子供の頃から当たり前のように、町、そして涸沼の自然と共に生きてきました。
これまでの経歴を教えて下さい。
私は定年まで地方公務員を勤め、退職後、涸沼でのシジミ漁をはじめました。最近は「ひろうら田舎暮らし体験推進協議会」で、田舎暮らしの良さを伝える活動を行っています。
茨城町の活性化に熱心に取り組む理由を教えて下さい。
昭和40年代半ば以降、涸沼で魚がとれにくくなり、釣り船の利用者が少なくなりました。学校の統廃合などで地域の活気が失われつつある今、もう一度、皆でこの地域を盛り上げたいのです。
茨城町で「想像力」を養うことができる
「ひろうら田舎暮らし体験推進協議会」の活動内容を教えて下さい。
農業・漁業体験や農家での宿泊体験を行っています。
昨年は、農作物の収穫、涸沼でのシジミ採り、うなぎ捕り、イカダに乗るなどの体験をしてもらいました。
農家民泊は、子供たちを対象に親戚の家に遊びに行く感覚で、「田舎暮らし」を味わってもらいました。
今年は、更にプログラムを充実させるため、伝統漁法や農法、芋掘り、ブルーベリーやトウモロコシ狩りなどを考えています。
「ひろうら田舎暮らし体験推進協議会」で学べる事を教えてください。
「想像力」を身につけることができます。農業や漁業は必ずしも望む結果を得ることができるわけではありません。収穫物を獲るための過程で考え、学ぶ必要があるので想像力を身につけることができます。アウトドアで楽しく遊びながら、想像する力を養うことができます。
都会でこのような経験を積むことは難しいでしょう。書物やインターネットで知識を得ることはできても、「自分で体験してみる」という事がなかなかできないでしょうしね。
プログラムには茨城県外からも参加できるのですか?
もちろんです。日本全国の方に参加していただきたいです。小中学校をはじめ、スポーツ団体などたくさんの方に田舎暮らしを体験してほしいと思っています。
最近は台湾、中国、ベトナムといった海外の修学旅行生も受け入れているんですよ。言葉は通じなくてもなんとかなるもんです(笑)。
茨城町の持つ自然の魅力を知ってもらって、移住してくるまで発展させることができたら素晴らしいことだと考えています。
是非とも、茨城町の大自然を体験しに遊びに来てください。