茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第33回木部西部区)
茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」
ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で89の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。
第33回 木部西部区(きべ せいぶ く)
◇茨城県東茨城郡茨城町木部◇ 位置:笠間市に隣接 |
木部西部区の方にインタビューしました!
地内風景 | 茨城岩間線沿い 米粉パン屋さん |
インタビュー当日風景 |
今回インタビューにご協力いただいたのは、林正明さんです。副区長の平沢剛次郎さんにも同席していただけました。
Q木部西部区に住んでどのくらいになりますか?また普段はどんな生活を送っていますか?
昭和54年に東京から異動し、ふるさと実家に移りました。そこから通勤し会社勤めをしました。当時から田舎の付き合い(冠婚葬祭、地区役員、旅行会等)はしていますが、ずいぶん簡略化になってきましたね。
この地区には炭焼き窯(土窯)があります。グループも出来ていて、以前は名前だけの参加でしたが、数年前に解散し、新たにメンバーが変わった事もきっかけになり、現在はその技術を受け継いで活動しています(木登り会)。
他にも、地区内に耕作を放棄しそうな農地(栗畑)があれば農機具を使い草刈り、枝落としに行っています。
秋になれば栗の生産、出荷を行ったり、冬場には広葉樹の伐採があったと聞けば駆け付け燃料(窯、ストーブ)として、薪作り等をしたりと・・仲間が収穫、集荷に喜ぶ顔をみるとうれしくなります。
下画像↓炭焼き窯
Q木部西部区の住み良い点、不便を感じる点を教えてください。
ここは茨城町のいちばん西側で、すぐ隣は笠間市です。
区内中央部には茨城岩間線が一本道通っていて、くねくね、あっちこっちに分かれる道じゃない。だからわかりやすいし、通りやすいね!
北側に水田地帯涸沼川があって、のどかで住むには最高の場所でしょう。
区内の米粉パン屋は憩いの場。おとなりの笠間市の行列の出来るたい焼き店がすぐそば。家も密集してるわけじゃないから、適度に距離があっていい。
田舎独特の「おだやかな風景」がある地域です。
スーパーへの買い物は車で20分~30分かけていますが、不便な点は生活の一部になり、住み良い点が勝っています。
Q土地柄自慢や恒例行事など、木部西部区独特な所はありますか?
里山風景を残した※鎮守様(稲荷神社)では、※宮司をお迎えし木部3地区(西部、東部、南部の各役員)による秋の例祭が執り行われています。
また、区内弁天広場には、毎週クロッケー愛好者(小美玉市、笠間市の方も一緒)が集まり、コミュニケーションの場になっています。定期的な大会にも出かけていますよ。同年代の仲間が集まり他愛もない会話をする事は貴重な時間です。
この区は大工さんが多かったり、養鶏場があったり。逆にお米農家は少ないような・・そんなイメージがあります。
あとは・・移住?してきた方もいて、もう30年位前になるかもしれないですね。”移住定住”とテレビやマスコミで取り上げられるずっと前から
神奈川県と2拠点生活を謳歌してる方もいますよ。古民家を改装しながら・・庭の手入れをしながら・・ゆっくりと「時間の流れを楽しむ」最高ですね。
他にも住民のいない本格的古民家があります。平屋の曲屋敷は文化的な価値があると感じます。
「クロッケー愛好者の皆さん」「住民のいない古民家・外観」「住民のいない古民家・内装」
※鎮守様(ちんじゅさま)・・村や町を開いたご先祖様、あるいはこの土地をお守りする神様をお祭りした神社。
※宮司(ぐうじ)・・・神職や巫女をまとめる神社の長(おさ)である神職の職階(職名・職称)。
《木登り会》 里山の保全を主の目的として 活動している仲間の会。 窯で竹材を焼いて竹酢液を採取し、 竹炭と共に地元JA直売所に出荷。 竹林の整備依頼を受けて 取り組む事もある。 現在では口コミで広がり、 対面販売も行っているそう。 炭焼きの「炭」は炭素を閉じ込め 環境に放出しないのでCO²総量削減に 貢献していますと話す林さん。 |
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《ラジコン愛好家いこいの場所》 涸沼川 河川敷にラジコン愛好家が集まる いこいの場所があるのも、 ここ木部西部区。 タイミングが合えば アクロバット飛行がみれるかも!? |
《薗部商店》 今回インタビュー場所としても使わせて頂いた 町内でも名前の知れた米粉パン店 入り口を入るとまずは、香ばしいパンの香りと、 やさしい笑顔の店主が迎えてくれる。 店内にはイートインスペースもあり、 くつろぎの空間になっている。 ちょっと一息。 心の充電にいかがですか? |
Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。
地区内旧家屋に移住した家族が数軒あり、音楽と絵画制作に取り組む2拠点生活をしている方もいます。
居心地がいいのかな?
最寄り「JR友部駅」まで車で約20分、「茨城空港」までは約30分。
毎年小川でゲンジホタルを見る事ができ、夏の訪れを感じる事が出来たり、
思いがけない魅力があると思います。
今では「ほどよいコミュニティ」も魅力のひとつではないでしょうか。
日常生活の中でのON(日常)とOFF(非日常)どちらも手に入る地域です。
林さん、平沢さんご協力ありがとうございました。
次は上雨ヶ谷区(かみあまがいく) へお伺いします!
(取材日:令和4年12月21日)
※取材に際し、一部マスクを外しての撮影をお願いしておりますが、新型コロナウィルス感染対策を十分に講じた上で、取材に臨んでおります。