茨城町住民の方に根ほり葉ほり聞いてみました!(第40回下飯沼区)
茨城町住民の皆さんの所におじゃまして、お話をうかがい、区ごとの特徴をご紹介します。
「移住に興味がある方」「まさに今!移住思案中の方」「茨城町は知らないけれど、お時間の許される方」 ちょっと覗いてみてください。インタビューにご協力いただいた方に次の区の方をご紹介いただくリレー形式で90の区(行政区)を順にご紹介したいと思います。
(「桜の郷ひがし台区」新規設立の為90区に変更になりました。)
第40回 下飯沼区(しもいいぬま く)
◇茨城県東茨城郡茨城町下飯沼◇ 世帯数:49世帯 |
下飯沼区の方にインタビューしました!
地内標識 | 区内主要道路風景 | インタビュー風景 |
今回インタビューにご協力いただいたのは、区長の髙田宏さんです。
Q下飯沼区に住んでどのくらいになりますか?
生まれも育ちもずっとここです。70年ちかくになります。ただ、少しだけ笠間市に住んでいた事がありますが、ここ(実家)から車で15分くらいの所だったので、あまり他の地域で暮らしたという感じはしませんでした。近くに駅(JR東日本常磐線岩間駅)があり、交通の便利が良い所でした。当時は西口だけでしたが、新しく東口ができたり・・今では※橋上駅になって踏切を渡らなくても東西を行き来できるみたいですね。
※橋上駅(きょうじょうえき)とは・・・駅舎機能をプラットフォームの上階部分に集約した鉄道駅、あるいはその駅舎(橋上駅舎)のこと。跨線橋と駅舎を一体化したような構造を持つ。 (ウィキペディアより抜粋)
Q普段はどんな生活を送っていますか?
毎日Sundayです!(笑)
家の前の畑でナスやきゅうりやピーマンを作ってます。家で食べる分くらいね。
後は、区内の休耕田を含む水田の草刈り、植えてないのに木が生えてくるんだから大変!そんな時はトラクターで耕します。放って置くって事もできないから・・。日常は、区長業と家の事と・・っていう感じでしょうか。
近隣に長男の家族が暮らしています。とは言っても、孫たちはもう大きいから学校の送迎は必要ない歳だし・・車、運転してるしね(笑)
今は楽しみも、これといって思いつかないけど、昔はスキーにはりこんだ(夢中になった)ものでした。
当時、茨城町のスキークラブに加入していて、年間60日以上滑りに行きました。シーズン中は平日が仕事、週末には知り合いの所の現地スタッフをしていた事もありました。通算したら25年位楽しんだかな(笑)
20代前半では1級検定合格を経験したりと、とにかく夢中でした。今でもいい思い出です。
Q下飯沼区はどんな区ですか?住み良い点、不便を感じる点など教えてください。
住み良い点と言えば、ここは茨城町の西部で涸沼川の右岸に位置し、地域は北側の水田地帯と南の大地に分かれ、民家は主要地方道茨城岩間線、県道43号沿いに密集していますが、隣近所の家とは程よい距離があるので、窮屈な感覚はありません。適度なプライバシーがあると思います。昔々は※「川根村」の中心がここだったみたいですね。今の下飯沼集落センターはその頃、川根村役場だったとか。
震災の時も道路の陥没など大きな被害はなく、改めて地盤がいい地域だなと実感しました。
不便を感じる所はやっぱり交通の便です。昔は通っていたバスも随分前に通らなくなったし。
買い物に行くには車がないとダメだし、近所にコンビニはあるけどそこだけだから・・・よく行くスーパーは3店舗くらいあるけど、どこのスーパーも車で10分位はかかるから、歩いて行ける距離ではないしね。交通手段。不安です。
※「川根村」とは・・明治22年に発足し、昭和30年2月まで存在した茨城県東茨城郡に存在した村である。
1955年(昭和30年)川根村を含む4町村「川根村」「長岡町」「上野合村」「沼前村」が合併し茨城町が誕生した。(茨城町史通史編一部引用)
Q下飯沼区独特な所はありますか?またエピソードなどあれば聞かせてください。
区民の皆さんの人柄でしょうか・・癖がないというか、穏やかな人が多く、協力的です。
区長をしていると会合等では意見の取りまとめをする機会がありますが、提案された意見をみんなが「大切にしているなぁ」と感じます。だんだん出席者の大半以上が高齢になり「昔のやり方」や「今まではこうしていた」などを重んじる風潮が何となくありますが、ここでは、若い人を守る風習が根付いてきた様に感じます。だんだん変わってきています。簡素化できるものは簡素化し、負担になるような事は検討をし、話し合い、これからは、若い人が関わりやすい様にしていかないと色々な行事は出来なくなってしまいますから。よい雰囲気の中で「古き良き」が受け継がれればいいなと思います。
以前総会(出席人数50人~60人程)の中で1人、堂々と手を挙げて意見を述べた若い人がいて立派な方だと思いました。「守って行かなくてはいけない事」「変わらなくてはいけない事」をしっかり見据えた区になっていけたらいいと思います。
《鹿島神社》 主要地方道の南にあり、 祭神は武甕槌命 (タケミカヅチノミコト) 『古事記』では、 高天原から地上の支配権を 譲り受けるため降り立ち、 建御名方神と力くらべを したとされる神。 このときの戦いは 相撲の起源とも云われる。 様々な由来、伝説から 勝負運・必勝祈願等の ご利益があるとされている。 ※諸説あり |
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《下飯沼集落センター》 昭和58年建設 世の中では東京ディズニーランド が開園した年にあたる。 40年以上過ぎて今もなお区民の 活動拠点として愛されている場所。 |
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日本初がここに!! 《下飯沼栗生産販売組合》 1毬1果(1つの毬に1つの果実) を目標とした高度な栽培技術、 徹底した選果選別、 全果洗浄により 大果で色つや形状等に優れ 出荷品のロスがほとんどありません。 冷蔵貯蔵により品質を劣化させずに、 糖含量を増加させ甘みの強い果実を 生産しています。 平成29年に※地理的表示(GI)保護制度に 栗として日本で初めて登録されました。 同年10月には秋篠宮さまが栗園を視察され 「非常に甘くておいしい」と感想を 述べられたそう。 ※令和4年2月広報いばらきより一部引用 |
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《茨城町立学校給食共同調理場》 旧川根小学校跡地に新しく整備され、 令和3年9月から提供を開始しました。 見学スペースや研修室が整備 されている当調理場では 場内に設置されたカメラで、 見学スペースからは見る事が出来ない 調理場の様子も見る事ができます。
写真上:調理場整備前旧川根小学校 写真中:調理場外観 写真下:研修室/見学スペース
※給食いばらき令和4年10月第64号より引用 |
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《町営下飯沼団地》 日当たり良好の立地に整備された 町営住宅。茨城町では、 茨城県における 「いばらきパートナーシップ宣誓制度」 の導入に伴い、 いばらきパートナーシップを宣誓された方を、 町営住宅の入居資格の対象としています。 |
※地理的表示(GI)保護制度とは・・地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を品質の基準とともに国に登録し、知的財産として保護するものです。
Q最後に・・移住検討中の方へメッセージをお願いします。
区内の若い人達も気持ちが優しい人が多いから、すぐに仲間になれる雰囲気があると思います。
みんな人間性が高いと思います。リフォームが必要かもしれないけど、空き家もあるみたいだし、ご縁があれば是非!下飯沼区にも来てみませんか。
髙田さん、ご協力ありがとうございました。
次は 野曽後谷区(のそ うしろや く) へお伺いします!