○茨城町胃がん医療機関検診実施要綱
平成28年5月31日
要綱第31号
(趣旨)
第1条 この要綱は，茨城町(以下「町」という。)が，町民の胃がんの早期発見・早期治療を目的として，胃がん医療機関検診(以下「胃がん検診」という。)の実施に関し，必要な事項を定めるものとする。
(対象者)
第2条 胃がん検診の対象者は，町内に住所を有する者で，50歳以上の奇数年齢のものとする。ただし，次の各号のいずれかに該当するものについては，対象者から除くものとする。
(1) 職場等で胃がん検診を受ける機会がある者
(2) 胃疾患等で治療中又は経過観察中の者
2 リスク検査の対象者は，50歳以上の次の各号のいずれかに該当する者とする。
(1) リスク検査を受けたことがない者
(2) 節目年齢(51,55,61,65歳・・・)の者
(受診回数)
第3条 受診回数は，同一人について年1回とする。
(受診可否の決定)
第4条 胃がん検診の希望者は，町に申し込むものとする。
2 町は，前項の規定による検診の申込者に対して，受診の可否の決定を行い，可とする者には茨城町胃がん医療機関検診受診券を通知する。
(受診者負担金の額)
第5条 前条の規定により胃がん検診の受診を決定した者(以下「受診者」という。)の負担金の額は，茨城町健康診査等実費徴収規則(平成14年茨城町規則第28号)に規定する額とする。個人負担金の免除については，茨城町健康診査等実施要綱(平成26年茨城町要綱第16号)に定めるところによる。
2 この要綱に定める検査項目以外の検査等を行った場合は，本人の負担(保険診療等)とする。
(実施医療機関)
第6条 胃がん検診は，「茨城県胃がん検診実施機関及び精密検査医療機関の登録に関する基準」により登録された医療機関(以下「医療機関」という。)が実施する。
(実施方法)
第7条 町は，受診者に第4条に規定する受診券を通知する場合，茨城町胃がん医療機関検診票兼結果報告書(以下「結果報告書」という。)を併せて通知する。
2 医療機関は，受診券の提示をした者に対し，胃がん検診を実施しなければならない。
3 受診者は，結果報告書に必要事項を記入の上，医療機関に提出しなければならない。
(検査項目)
第8条 胃がん検診は，次に規定する胃内視鏡検査とする。
(1) 胃内視鏡検査は食道・胃幽門輪・十二指腸・胃を少なくとも40コマ以上撮影する。
(2) 前処置薬の副作用等に注意するものとする。
2 リスク検査は，胃がん検診と併せて受けるものとする。
(1) 血中ペプシノゲン法及びピロリ菌抗体検査とする。
(2) リスク検査は胃がん発生の危険度をみる検査であることを説明する。
(検診結果)
第9条 胃がん検診を実施した医療機関は，毎月末にとりまとめ，結果報告書を翌月10日までに関係機関へ提出するものとする。
2 関係機関は，読影管理委員会による胃内視鏡検査画像の読影終了後，結果報告書を翌月10日までに町へ提出するものとする。
3 町は，結果報告書に基づき精密検査が必要な場合，受診者に速やかに通知する。
(事後管理)
第10条 町は，結果報告書に基づき受診者に健康管理その他必要な指導を行うものとする。特に要精密検査と判定された者に対しては，精密検査を受けるよう勧奨する。
(記録の整備)
第11条 町は，胃がん検診を実施した医療機関及び関係機関と連携を図り，胃がん検診の受診状況，検診結果の記録を整備する。
(秘密の保持)
第12条 町及び検診実施機関等関係者は，検診結果の取り扱いに細心の配慮をし，秘密の保持に万全を期さなければならない。
(補則)
第13条 この要綱に定めるもののほか，必要な事項は，別に定める。
附則
この要綱は，平成28年6月1日から施行する。
附則(平成29年要綱第24号)
この要綱は，平成29年6月1日から施行する。
附則(平成29年要綱第33号)
この要綱は，公布の日から施行し，改正後の茨城町胃がん医療機関検診実施要綱の規定は，平成29年6月1日から適用する。
附則(平成30年要綱第30号)
この要綱は，公布の日から施行し，改正後の茨城町胃がん医療機関検診実施要綱の規定は，平成30年4月1日から適用する。
附則(平成30年要綱第62号)
この要綱は，公布の日から施行する。
附則(令和元年要綱第30号)
この要綱は，公布の日から施行する。
附則(令和2年要綱第29号)
この要綱は，公布の日から施行する。
附則(令和3年要綱第7号)
この要綱は，令和3年4月1日から施行する。