風しんの流行にご注意ください
茨城県では、平成30年1月1日から12月27日までに風しんが72件報告されていますが、すべて8月以降に集中しており、ここ数年の報告数を既に超えています。
予防接種を2回受けていない方や予防接種歴が不明な方で、発熱、発疹、風しんを疑う症状が現れた場合は、周囲への感染を防ぐため、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従って受診しましょう。
また、妊娠20週頃までの妊婦が風疹に感染すると、胎児に白内障、先天性心疾患、難聴等の症状(先天性風しん症候群)が生じることがありますので、風しんにかかっている可能性のある人との接触は可能な限り避けるとともに、心配な方は保健所やかかりつけの産婦人科に相談してください。
風しんの予防のために
風しんは、3日はしかとも呼ばれ、発熱、発疹、リンパ節の腫れが主な症状です。風しんは一度かかると、ほとんどの人はもう一度かかることはありません。しかし、すでに風しんにかかったとの記憶のある人達に血液検査を行ったところ、約半分は記憶違い、または風しんに似た他の病気にかかっていたという調査結果もあります。確実な予防のためには、予防接種が有効です。
予防接種制度の移り変わりの影響により、20代以上の人(特に男性)は風しんの免疫を持たない人が多くなっています。
風疹にかかったことが確実でない方、風しんの予防接種を受けたことが記録で確認できない方は、予防接種を受けることをお勧めします。
~お子さんをもつ保護者の方へ~
以下の年齢のお子さんは、定期の予防接種の対象となっていますので必ず受けるようにしましょう。MR(麻しん風しん混合ワクチン)であれば、風しんと一緒に麻しん(はしか)の予防もできます。
- 生後12カ月から24カ月
- 小学校入学前1年間
※対象の方には町から予診票をお送りしています。対象の方で予診票のない方は母子健康手帳を持参のうえ、健康増進課へお越しください。