児童虐待・ヤングケアラーについて
「児童虐待防止」について
しつけのつもりは親の言い訳
子どもへの虐待に関する相談対応件数は、増加傾向にあり、特に子どもの生命が奪われるなどの重大な事件が後を絶ちません。子どもへの虐待は社会全体で解決すべき重要な問題となっています。
痛ましい児童虐待は、ニュースの向こうで起きていることではなく、身近な場所、子育てしている方々も引き起こしかねないものです。子どもが辛い思いをしていたら、「しつけ」ではなく「虐待」であり、子どもの立場に立って考えることが必要です。
親だけでなく、みんなで子どもを育てていくという意識を持ち、子どもへの虐待を見つけたら、まず通報することで、子どもの安全確保が最優先されます。「もしかしたら・・・」をそのままにせず、抱え込まず、見て見ぬふり(知らんぷり)せず、勇気をもって通報することを心がけるとともに、子育てに悩む親も「周りに頼る」という一歩を踏み出すことが大切です。
しつけで心がけたいこと
◇上手にできたらほめる:小さな子どもにはギュッと抱きしめてあげるなど、スキンシップをとることも大切です。
◇問題解決のヒントを与える:注意するだけではなく、「今度からこうしてみたら」と問題解決のヒントを与えましょう。
◇できるまで待ってあげる:子どもの状況を理解して、時にはじっと待ってあげることも必要です。
◇失敗は成長へのステップ:失敗する行動も前向きにとらえ、ゆとりある気持ちで子どもと接していきましょう。
◇暴力は絶対にダメ:叩いて言うことを聞かせようとすると、体罰は次第にエスカレートしてしまいます。
◇傷つける言葉を使わない:「ダメな子ね」「あんたなんか嫌い」など思わず言ってしまった言葉で、子どもの心は深く傷つきます。
◇他の子と比較しない:他の子(兄弟姉妹も含めて)と比べられることは、子どものやる気を奪います。
◇過去のことを蒸し返さない:過去の失敗を持ち出すと、子どもの自尊心を傷つけます。
◇ダラダラと叱らない:叱る時はできるだけ短くきっぱりと。くどくど同じ事を繰り返すのは逆効果です。
◇自信のない曖昧な態度をとらない:日頃からまっすぐに子どもと向き合うことで、親子の信頼関係が築かれます。
子どもを健やかに育むために~愛の鞭ゼロ作戦~
子育てにおいて、しつけと称して叩いたり怒鳴ったりすることは、子どもの成長の助けにならないばかりか、悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
【次の4つのポイントを心がけながら、子どもに向き合いましょう】
(1)子育てに体罰や暴言を使わない(子どもが親に恐怖心を抱くとSOSを伝えられません)(2)親自身が爆発寸前のイライラをクールダウン(3)親自身が頼れる人にSOSを出そう(4)子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援しよう!
あなたは「虐待」をどこまでご存じですか?
子ども虐待は、子どもに対する重大な人権侵害です。保護者がしつけのつもりでも、暴力や暴言で子どもを追いつめ、子どもの心身を傷つけ、健全な成長や人格形成に深刻な影響を与えるものであれば、それは「虐待」なのです。
子どもの虐待の種類と主な特徴
【身体的虐待】
〇子どもの身体に外傷が生じる、または外傷が生じる恐れのある暴行を加えること
*後遺症が残ったり、死に至ることがある
(例:首を絞める、殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、火傷を負わせる、溺れさせる、締め出す、意図的に子どもを病気にさせる等)
【心理的虐待】
〇子どもに著しい心理的外傷を与える言動を行うこと
*子どもの心に不安や怯えを引き起こす
(例:言葉で脅す、脅迫する、無視や拒否的な態度をとる、兄弟間の差別的扱い、子どもの面前で配偶者やその他の家族に対して暴力を振るう等)
【ネグレクト】
〇心身の正常な発達を妨げる行為、長時間の放置など保護者としての責任を著しく怠ること
*栄養失調、脱水症状など死に至ることがある
(例:家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、車中に放置する、保護者以外の同居人による虐待を放置する等)
【性的虐待】
〇子どもにわいせつな行為をすること、させること
*異性への嫌悪感をうえつけるなど、子どもの心身に大きな傷を残す
(例:性的行為の強要、わいせつな映像を見せる、ポルノグラフティの被写体にする等)
子育てを頑張るお母さん、お父さん ・・・思い当たることはありませんか?
□イライラして、子どもにあたってしまうことがある
□感情的になって怒鳴ってしまうことがある
□子どもが愛おしく感じられないときがある
□子どもの悪いところばかりに目がいく
□忙しくて子育てがおろそかになっていると感じる
□身近に相談できる人がいなくて心細い
不安や悩みを抱えたまま育児をしていると、気がつかないうちに子どもを傷つける言動をとってしまうことがあります。育児に関する事や、ご家庭における心配事や困っている事があれば、町の「こども家庭センター(電話029-240-7129)」にご相談ください。様々な関係機関と連携を取りながら、解決策を見つけるための支援を行っています。
気づいてください「SOSのサイン」
身の回りの子どもや保護者のこんなサインを見落とさないで!
《子どもについて》
〇いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
〇不自然な傷や打撲の跡がある
〇衣類や身体がいつも汚れている
〇表情が乏しく、活気がない
〇夜遅くまで一人で遊んでいる
《保護者について》
〇ご近所などと交流がなく、孤立している
〇小さい子どもを家に置いたまま外出している
〇子どもの養育に関して拒否的、無関心である
〇子どものケガについて不自然な説明をする
虐待を受けたと思われる子どもを見つけたら・・・
「189(いちはやく)」は、虐待かも?と思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談できる全国共通の電話番号です。通告・相談は匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られます。
同じ地域に暮らすみんなで子どもを育てていくという意識を持つことが重要です。子どもへの虐待を見つけたら、まず通報することで、子どもの安全確保が最優先されます。「もしかしたら虐待かも?」をそのままにして抱え込んだり、見て見ぬふりをしたりせず、勇気をもって通報してください。
ヤングケアラーについて
ヤングケアラーについてご存じですか?
ヤングケアラーとは、本来は大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っている子ども・若者のことを言います。「お手伝い」との違いは、その負担や責任の重さです。自分の時間を持てずに友人関係や学校生活、進路などに影響が出てきてしまいます。幼い頃からケアしている人、ある日突然ケアすることになった人・・・きっかけは人それぞれです。
ヤングケアラーはこんなことをしています
〇障がいや病気のある家族に代わり、家事や身の回りのこと(入浴や排泄など)の介助をしている
〇家族の代わりに、幼い兄弟のお世話をしている
〇慢性的な病気(がん、難病など)や精神疾患の問題を抱える家族を看病している
〇目が離せない家族(認知症など)の見守りや声かけなど、気遣いをしている
〇日本語が話せない家族や、障がいのある家族のために通訳をしている
※子どもがお手伝いとして家事や家族のお世話に関わることは良いことだと思われますが、家事等が日常的になっている場合、本来自分のために使える時間が、家族のお世話になることで、現在の子どもの生活はもちろん、その後の人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。
~よくない影響の例~
【学業面】遅刻・早退・欠席が増え、勉強の時間が十分にとれないなど
【生活面】十分な休息や睡眠時間がとれない、リラックスできないなど
【友人関係】友人とのコミュニケーションの時間がとれない、遊ぶ時間がないなど
【将来において】自分のアピールがうまくできず、進路の選択肢が狭まってしまうなど
※子どもにとって、勉強すること、遊ぶこと、ゆっくり寝ることなどは当たり前と思われていることですが、立派な「子どもの権利」です
自分はヤングケアラーかも?と感じたら・・・
子どもや若者が自分の気持ちを誰かに話すのは、とても勇気のいることです。身近な大人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になったり、困った時に助けてくれることもあります。
【相談者の例】学校の先生(担任、保健室の先生など)、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、こども家庭センターの相談員など
子どもと関わる大人のみなさんへ
ヤングケアラーの中には、学校がある時間なのに家事をしていたり、その疲れなどから学校を休みがちになったり、宿題を忘れたりする子どもがいます。
身近に「辛そうだな」「ヤングケアラーかも?」と感じる子どもがいれば、まず話を聞いてあげてください。そこで、「話を聞いて寄り添ってくれる人は必ずいる」「一人で抱えてしまう前に相談できる人を見つけよう」と伝えていきましょう。
サポートを必要とする場合や、どうしたらいいかわからない時は、町のこども家庭センター(電話:029-240-7129)へ相談、情報提供をお願いします。
直接相談できない時は・・・
周囲の人には話したくない(相談したくない)ときでも、下記をご利用ください。(夜間休日を含め24時間いつでも相談できます)
〇24時間子供SOSダイヤル(電話:0120-0-78310)
〇子どもホットライン(電話:029-221-8181)









































