いばらき県央地域連携中枢都市圏
いばらき県央地域連携中枢都市圏の形成に向けた取組について
県央地域9市町村(水戸市,笠間市,ひたちなか市,那珂市,小美玉市,茨城町,大洗町,城里町及び東海村)では,平成28年度に「茨城県央地域定住自立圏」を形成し,同年に策定した「茨城県央地域定住自立圏共生ビジョン」に基づき,医療,福祉,観光,地域公共交通など,様々な分野における広域連携事業を推進してきました。
そのような中,令和2年4月に定住自立圏の中心市である水戸市が茨城県内初の中核市に移行したことに伴い,圏域全体のさらなる発展のため,これまでの定住自立圏の取組を一層深化させるとともに,より広範な分野での連携が可能となる「連携中枢都市圏」へ移行することとなりました。
連携中枢都市圏構想とは
人口減少・少子高齢社会にあっても,地域を活性化し経済を持続可能なものとし,国民が安心して暮らしを営んでいけるようにするために,地域において,相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が近隣の市町村と連携し,コンパクト化とネットワーク化により「経済成長のけん引」,「高次都市機能の集積」及び「生活関連機能サービスの向上」を行うことにより,定住自立圏構想の目的とされる地方圏への人の流れの創出に加え,一定の圏域人口を有し活力ある社会経済の維持についても目的とし,施策を展開していくための制度です。
連携中枢都市圏形成に必要な手続き
1)連携中枢都市宣言
圏域全体の将来像を描き,圏域全体の経済をけん引し,圏域の住民全体の暮らしを支えるという役割を担う意思を有すること等を明らかにするため,「連携中枢都市宣言書」を作成し,公表することです。
令和3年11月15日の第37回県央地域首長懇話会において,連携する8市町村と協議の上,水戸市が「連携中枢都市宣言書」を作成し,公表しました。
2)連携協約の締結
連携中枢都市と連携市町村が,基本方針や連携する取組などの事項を定めた協約について,議会の議決を経た上で,連携中枢都市(水戸市)と連携市町村が1対1で締結します。
令和4年2月21日にいばらき県央地域連携中枢都市圏連携協約締結式を開催し,連携中枢都市である水戸市と連携する8市町村の間で連携協約を締結しました。
3)連携中枢都市圏ビジョンの策定
圏域の中長期的な将来像や,推進する具体的取組などを記載した「連携中枢都市圏ビジョン」を,民間や地域の関係者を構成員とする連携中枢都市圏ビジョン懇談会における検討を経て策定します。
連携中枢都市である水戸市と連携する8市町村での協議や「いばらき県央地域連携中枢都市圏ビジョン懇談会」における検討及び意見公募手続などを経て,令和4年2月21日に「いばらき県央地域連携中枢都市圏ビジョン」を策定しました。
いばらき県央地域連携中枢都市圏ビジョン(pdf 2.55 MB)